少しだけサッカー小僧の父の話

立派なサッカー小僧に育っている息子の父は高校2年生の春にサッカーを辞めている。

正確に言うと「辞めさせられた」のである。

某県のサッカーの街にある古豪で「文武両道」を謳う我が母校。

高2の春、生徒会に立候補をしたところ、顧問の逆鱗に触れたらしい。

一年間、ボール磨きとグランド整備、球拾い、ずーっとやってきたんだよ。

そんな事、中学校年代では味わった事なかったんだよ。

小学校から9年間、レギュラーから外れた事も無ければ上の年代でも試合に出てたんだよ。

それでも一年間耐えてきたのに。生徒会に立候補した途端、「お前は試合に出さないから。生徒会立候補したんだろ?」って。もうね、泣きながら帰った。

んで、サッカー辞めちゃった。

ここにもいたんだよね。サッカーを好きな心を折る指導者が。息子の前に俺が経験してたんだよね。

まぁおかげで今でも最高の関係の仲間たちと現役時代から+40㎏というお肉を得るんだが。

+40㎏のお肉が減っていくのはまだまだ先のお話である。

つまり何が言いたいかっていうと「指導者って大事」って事と「仲間って大事」って事と「走ると痩せる」って事。