息子のチーム内での位置

春から新チームに所属して丸二か月。

クラブチームでの活動にはだいぶ慣れてきた様子である。

新しい仲間が増え、いろんな地域に友達が出来た。

これは中体連では味わえない事だったかもしれない。

もちろん中体連には中体連のいいところもあるだろう。

息子に関しては幸いにして学校にも友達が多く、

友達もクラブチームに所属していたり、学校の部活に関係ない事を

頑張っている子が多い。

 

で、だ。

二か月も経つとチーム内でもいろいろな変化が出始めている。(らしい)

 

・トップチーム帯同組(U15、U14帯同組)とセカンドチーム(U13の残りのメンバー)

との距離感。

・U13の中でも出身チームによる偏り。(ジュニア年代で同じチームだった子同士)

 

大きくはこの2点である。(らしい)

 

その中で息子はというと、

 

・トップチームに帯同してはいるが出場時間が短いもしくは出場自体がない事がある為、トップチームに帯同はするがセカンドチームの試合がある場合はそちらを優先する。

・ジュニア時代で一緒だった友達は一人のみ。(U13は全21人)

 

という感じ。

 

そんな中でU13の子が一人、1週間休んでいた。(らしい)

んで、その休んでた理由が

「〇〇君に無視されたりなんだかんだあって行きたくない」

という事だった。(らしい)

その○○君は俺も少しは知っている子なのだがやんちゃで独特な世界観を持っている印象である。お父さんもまぁそれなりにやんちゃである。

その○○君はサッカーは上手い。技術もある。ただ、エゴイストすぎるというか。

なのでその話を聞いても納得というか、まぁあり得るなと感じた。

 

ようは世間一般で言うところの「いじめ」である。

 

もちろんいじめられていてもサッカーが好きなら休まないのかもしれない。

「サッカー」>「いじめ」であれば休むこともなかったであろう。

その休んでいた子は周りの選手に比べ少し技術が足りない部分がある。

それもあって「いじめ」>「サッカー」になってしまったのかなと。

 

その状況下、昨日の練習で息子ともう一人の選手(T君)がコーチに呼ばれ、

上記の内容を相談された。(らしい)

コーチの中でも派閥のようなものが出来始めている事を感じていた。(らしい)

息子とT君に「上手く工夫してやってくれないか?」と。

俺はまずこのコーチのやり方に納得した。

選手たちの中の事は選手たちで解決する。

サッカーというスポーツはそういうものだと思う。

ピッチの中で起こっている事はピッチの中の選手で解決するしかない。

コーチがそこに介入するのは簡単かもしれないがまずは選手たちでなんとかしてほしい。

 

「入団した21人全員で卒団したい」

 

これが目標だと息子が昨日言っていた。

 

息子とT君はU13のゲームの中でもピッチ外でも良く仕切っている姿を見ている。

T君はトップチームメインに活動をしているが息子は両方に精通している。

さらに息子はジュニア年代で2年間キャプテンを務めてきた自信もある。

コーチが選手たちの性格やゲームの中での存在、それ以外の時間の過ごし方を

しっかりと見てくれているんだという事を改めて感じた。

 

結局何が言いたいかっていうと

「いじめは良くない」って事と「辞めるのには早くない?」って事と「大人の出番はまだ先」って事。

そんな話をしてきた息子に対して「まずは個チャでTとやり取りしてどうするか相談すれば?」とだけアドバイスしておいた。コーチが相談したのは俺ではなく息子とT君だからな。