子供の性格

前にも書いたがとにかく小学校1年生の頃にチーフコーチが教えていたのが「人の話を聞く事」だったと思う。

子供たちは色んな子供がいて面白い。ただ、話を聞けなければスタートラインには立てない。

うちの息子はと言えば…「真面目」である。与えられた宿題を黙々とこなす。出来ない事も出来るようになるまでひたすらに練習する。これは一種の才能だと思っている。(親バカ)

足も速くなかったし、ボール扱うのも下手だった。でも、それでも、毎日積み重ねる事で運動会ではリレーのアンカーに、チームではキャプテンに、そして次のカテゴリーではセレクションを通過してクラブチームへの入団が決まっている。

 

何が言いたいかっていうと

「人の話を聞け」って事と「真面目であきらめの悪い奴が伸びる」って話。

やらされてる子供たちはきっと伸びない。自分で上手くなりたいと思って、朝6時から一人で朝練に行くんだからそりゃ上手くなるわな。

サッカー4級審判員

指導者としてお手伝いするにあたって必要になってくるのが審判員の免許。

もちろん取得、毎年更新中である。

中学生のころにラインズマン(今は死語)を少しやっていたくらいで…

審判は実に奥深い。そして難しい。何より毎年変わるレギュレーションについていくのもやっとである。

しかし、我々の学年のチーフコーチは2級審判員なのだ。ピンと来ないかもしれないが全国に3000人程度しかいないのである。

試合中に起こる事象を終わってからすぐに確認出来る。

おかげさまで多少の野次にも怯まないくらいのスキルを持っていると自負している。

主審が笛を吹くまではプレーを続けなければならない。これは昭和も平成も令和も同じなのである。

今一番難しいのはやはり「オフサイド」だろうか。

昔はオフサイドポジションにいる選手へ向かってボールが蹴られた瞬間にオフサイド

ちょっと前になるとボールに対してアクションを起こしたらオフサイド

今はというと…ご存じの通り「プレーに関与したら」オフサイドとなる。

実際には「ボールに触れるまで」オフサイド成立としないケースも増えてきた。

困るのは自分が主審に入っているときの「オフサイドのフラッグアップ」である。

上げちゃうんだ。すぐ。

でも、フラッグ上がったら選手も止まっちゃうのよ。んで、2列目から選手が出てきちゃうのよ。

どうする?これ。ベンチはオフサイドって騒ぐし。もう吹くしかないよね。

でもさ、内心吹きたくないのよ?だって足止めてプレーしないって意思表示してるんだもん。ほんとならフラッグキャンセルさせて続けたいよ?

ただ、足止めたのもフラッグアップが原因かもしれないじゃん?やっぱり吹くしかないよね。

だから「オフサイドディレイ」っていうのが今の主流らしい。

まぁプロだとVARもあるしね。

 

何が言いたいかっていうと

「焦っちゃだめよ」って事と「オフサイドは難しい」ってこと。

ダイエット

前回書いた通り現役時代から比べると+40㎏増量していたお肉たち。

0.1tの体で走るのすらきつい。

決断するわけだ。ダイエットを。

まずはお決まりの「糖質制限」ダイエット。

2015年から始めて3年間で-25㎏の減量に成功。

ひたすらサラダとサラダチキンとスープの日々。

まぁよく続けたなと我ながら思う。

そこで一息ついて気を抜いたらあっという間に+5㎏。

お肉はつきやすく減りにくい。

やせ型体質ってだけでうらやましい。

昨年9月から、今度はランニングでダイエット再開。

走ってる距離は1か月150㎞位。最初はマジで1.5㎞走るのがやっとだったが

今では10㎞は軽く行けるほどに。

年明けにはハーフマラソンにエントリー。

約一年で-10㎏。トータル-30㎏。

現役のころ(25年前)までは戻らないが体脂肪率も15%~18%の間に。

今では6年生相手に20分間戦える体を手に入れた。

まじでサッカーに感謝。息子に感謝。

何が言いたいかっていうと

「走れば痩せる」って事と「食ったら太る」ってこと。

 

少年団のお父さんコーチ

最初は息子だけお世話になるものだと思っていたのだが…

結局、自分も指導者として名を連ねる事となった。

息子が小学校2年生に上がる直前に4級審判員取得。

毎週土日、祝日の練習に指導者として参加するようになったのだ。

多くのお父さんコーチはきっと「自分の息子の出来にむかつく」事が多いのではなかろうか?

自分も正にそれだった。

それでも上手くやってこられたのも前出のコーチ(ここからはチーフコーチと呼ぶ)のおかげ。

この6年間で色んな話をしたがその中でも残っている言葉たち。

「究極は自分の子供のサッカーを見ない事。」

「自分の子供に対してだけは口を出さない事。」

「大人の方がサッカーを知っているのは当たり前。」

さすがである。

このチーフコーチの娘さんも同じチームで6年間戦ってきた仲間である。

4級審判という肩書と指導者という肩書を得るが現役引退してから増えた40kgのお肉が邪魔である。さすがに意識し始めた。

 

何が言いたいかっていうと

「サッカーは難しい」って事と「大人のサッカーを子供に押し付けるな」って事と「40kg増えてたらそりゃ走れないわな」ってこと。

小学校1年生の頃のサッカー

とにかく安易に蹴らない。

この時の合言葉は「ただ蹴ったら相手ボールだよね。」

今6年生のチームでも奪ったボールは大事に扱う。

「仲間とボールを大事にする」というコンセプトのチーム。

うちのチームには一人、とんでもない化け物のような選手がいる。

小学校低学年ではありがちな事だと思うが一人で全て完結させてしまうのだ。

おかげさまで色んな大会で優秀な成績を残していた。

うちの息子はというと…まだまだ何にも出来ていなかったように思う。

小学校1年生の頃の主催大会。

この化け物のような選手が風邪でお休みしてしまった。

結果は惨敗。全敗したどころか1点も奪う事が出来なかったのだ。

この時のコーチの言葉を忘れない。

「負けたのはコーチの責任だ。ごめんな。」

この時に「あぁ、本当にすごいコーチだな。」とあらためて思ったのと同時に

きっといいチームになるだろうなと思った。

このチームが結果を残すのはまだまだ先のお話し。

何が言いたいかっていうと

「選手は一生懸命やっている」って事と「罵声を浴びせる指導者はろくでもない」ってこと。

 

3ドリ

前回記述した3ドリ。これが実に良く出来ている。

かけ算の様に「1の段」から始まるのだが一人で出来るドリブル練習。

クーバーの簡易版とでもいうべきだろうか。

1日3分やるだけで良いから3ドリ。学年が上がるにつれて「2の段」「3の段」と上がっていく。

サッカーバカの息子はリフティングと3ドリをひたすらに家の前の道路でやっていた。

ワンバウンドリフティングをしていた頃が懐かしく感じる。

コーチもやる事は強要せず、「土日に見せてねー。」とだけ子供たちに伝える。

平日どう過ごしてきたかがこの「土日」に見えるのである。

実に面白かった。特に出来なかった子が出来るようになった時。

あぁ、一人で努力したんだなとしみじみ感じられる瞬間であった。

サッカーバカの息子は特別高い運動能力を持ち合わせているとは思えないが

努力の末にスピード、スタミナ、技術を手に入れたのだと思う。

それもこれもコーチのおかげ。

 

何が言いたいかというと

「努力は裏切らない」という事と「練習すれば誰でも出来るようになる」という事。

小学校1年生のサッカートレーニング

一度体験でお邪魔した後すぐに入団。

小学校1年生ってどんな練習をしてたのか思い返してみる。

 

・ワンバウンドリフティング

・3ドリ(これは後々説明する)

・スポーツ鬼ごっこ

 

こんなところかな。

とにかく楽しかったんだと思う。

そして子供たちに意識させていた事は…

 

・話を聴く事

・試合中にボールをただ蹴る事はしない事

・自分たちで考える事

 

だったと思う。

サッカーに限らず人生において大切なことを教えてもらっていたなと今、改めて思う。

クラブチームのセレクションに参加した現在6年生の息子だが、「話をしっかり聞けている」と評価された。

「はなしをきく」と言っても色々あるのだが小学校1年生の時から話している人の目を見て「聞く」ではなく「聴く」だったんだと感じる。

一緒に合格したもう一人の選手も同じように評価された。

そして「自分たちで考える」こと。

試合中は特にそうだが、判断の連続である。その部分に大人が介入しない事。

他のチームを見ていると「〇〇するな!」「なんで〇〇しないんだ!」というコーチングを超えた罵声をよく耳にする。

息子のチームではハーフタイムのミーティングも選手達だけでやっている。

それでもそれなりに勝てるチーム(県大会に出れるほど)になっていることがすごい。

 

何が言いたいかというと

「やらされること」より「やろうとすること」の方が子供を成長させるってこと。